アイリッシュセッターの病気で特に注意すべきなのは、進行性網膜委縮症です。
これは遺伝子の異常による病気で、発症してしまうと治療方法がありません。
多くの犬種にとっては、このような遺伝子疾患は脅威となります。
知らずに交配させてしまうと、
その遺伝子が悪い影響を及ぼしてしまう危険性があるのです。
進行性角膜委縮症は、アイリッシュセッターだけでなく、
コリー、トイプードル、シベリアンハスキー、
ラブラドールレトリーバーなどに発症します。
アイリッシュセッターは20世紀の初めごろからこの病気に悩まされてきました。
進行性角膜委縮症にかかると、1〜2歳で失明します。
徴候としては、生後6カ月くらいから夜に目が見えなくなるという症状が現れ、
ころんだり、柱などにぶつかったりするようになります。
この病気の対策としては、発症する遺伝子を受け継がせないことしかありません。
現在、このような遺伝子疾患による治療法が医学の進歩により確立されてきましたが、
有効な治療法がないというこのような疾患が存在するのです。
アイリッシュセッターの飼い主になろうという人は、
子犬を飼う場合には生後すぐにDNA検査を受けさせましょう。
因子を持っていたとしても発症しないケースがあり、
子供に影響を及ぼす可能性があります。
何の症状がなくても検査を受けさせるのが、飼い主のモラルだと言えるでしょう。