狩猟犬はその多くが勝気な性格をしていますが、
アイリッシュセッターは勇敢さと従順な性格の両方を持ち合わせています。
一方は、狩猟犬としての特性がまだ残っていることを思わせるような性格です。
自分よりも体の大きな動物に立ち向かっていくほど勇敢で、
怖がるそぶりを見せません。
といってもケンカ早いわけではなく、少々のことに動じない性格のようです。
実際あまり無駄吠えをすることもありません。
そして、アイリッシュセッターは社交的で陽気な性格でもあります。
他のペットや子どもともうまくやっていくことができるため、
飼いやすい犬種だと言えるでしょう。
おおらかで明るく、小さいことにこだわらない性格をしているためか、
少々融通の利かないところもあります。
大人でも子どものような態度を取ることがあり、
注意をしても言うことを聞かない時があるかもしれません。
覚えがよいタイプではないので、
何かを教える時は腰を据えてじっくりと教える必要があるでしょう。
反抗するわけではないので、根気強く教え込めば、だんだん覚えていきます。
早く覚えさせようとあせらず、スローペースで接することが大事です。
アイリッシュセッターを飼う上では、
セッターとしての特性と性格を把握した上で付き合うことがポイントになるでしょう。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
アイリッシュセッターは、ペットとして飼われるようになっても、
セッターとしての特性を忘れることはありません。
セッターは、獲物となる動物が見つかったらそれを追跡し、
「伏せ」の姿勢でハンターに知らせます。
このため、散歩中に他の動物に合うと、突発的に行動するクセがあります。
他の動物を見かけたとたん停止し、その動物が動き出すとすぐさまそれを追います。
また、セッターなので、獲物を見つけて追跡するために
ハンターを先導して歩かなければなりません。
散歩の時も、おとなしくついて歩くアイリッシュセッターは珍しく、
たいてい飼い主の前を歩きます。
これはしつけがなっていないというよりも、
セッターとしての本能がそうさせるのです。
必要とする運動量が多いことも特徴の1つで、
100km以上もの長い距離を走り続けることができます。
そして、外見は美しいマホガニー色の被毛をしており、とても上品な姿をしています。
飾り毛がありトリミングやクリッピングなどの手入れは大変ですが、
手をかければかけただけ美しくなる犬なのです。
垂れ耳に穏やかな顔は、狩猟犬でありながら人に警戒心を抱かせない雰囲気があり、
そこがアイリッシュセッターの人気でもあります。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
アイリッシュセッターの活躍の場は、ドッグショーや猟場になります。
アイリッシュセッターは、その姿を美しくするために様々な改良がなされましたが、
ペットとして人気が出るようになってからも
狩猟犬としての特性を保っているというところが特徴の1つです。
セッターとは、獲物の位置をハンターに知らせ、
ハンターが仕留めやすいように獲物を追いだすという役目を担っている犬のことです。
実際に鳥猟犬として活躍しているアイリッシュセッターも多く、
コンパニオンアニマル、狩猟犬の両方として活躍することができる犬種だと言えます。
猟犬として活躍させるためには、様々な訓練をすることが必要になります。
第一に、狩りに行くことに慣れさせることです。
実際に狩りをする場所に行って、獲物に対する反応を見たり、
小動物の巣を確認させたりして、犬に猟犬としての役割を認識させます。
そして、「待て」「ハウス」などの狩りに必要な指示を覚えさせます。
獲物を追いかけて行って、そのまま戻ってこないようでは困るので、
まず口笛等の合図ですぐに戻ってくるようにしなければなりません。
これらの訓練のほかに、泳ぎの訓練、銃の音に慣れさせる訓練などが必要になります。
アイリッシュセッターは、猟犬としては優れた特性を持っているので、
一番のポイントは、狩りへの興味を持たせることができるかどうかだと言えます。
猟犬として活躍することになったら、
万が一にそなえて犬用の保健に入っておきましょう。
怪我をしたときにいつでも連れて行ける
獣医の知り合いを持っておくこともとても重要なことです。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
アイリッシュセッターは、
セッターの中でも最も体が大きく、古い歴史を持つ犬種です。
現在は、アイリッシュセッターといえばマホガニー色ですが、
初期のアイリッシュセッターは、赤と白が混ざった毛色をしていました。
アイリッシュセッターは、もとはスパニエル種と、
ポインター、イングリッシュセッターなどの
セッターを交配させて誕生したと言われています。
1800年ごろに白い毛色のまじっていない赤の被毛を持つセッターが生れました。
マホガニー色のアイリッシュセッターは、
このセッターを改良してできたとされています。
アイリッシュセッターは、アイルランドで
ハンターに獲物を知らせる役割を担ったセッターとして活躍していました。
19世紀になると、アイリッシュセッターは
アイルランドからアメリカに持ち込まれるようになり、
その鳥猟犬としての能力を認められました。
そして時代の流れにより、
猟犬としての能力よりも外見の美しさが重視されるようになり、
スタイルや毛色が改良されていきます。
しかし、アイリッシュセンターはもとの狩猟犬としての特性を失わなかったことから
ドッグショーで高く評価されるようになりました。
中でも、パルマーストンという犬は
きわめて高い評価を受け、多くの子供を残しました。
1970年代にブームを迎えてからは、ペットとして多くの家庭で飼われています。
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア